WIRECARE PLUS

製品紹介

10秒での検出と正確な電流データの表示により、ユーザーはコンセントや配線の状態を素早く評価できます。

  • コンセント検査
  • データ表示
  • GFCIテスト
  • 注意事項・
    よくある質問

コンセントの測定方法

  1. 測定前に、コンセントに電気が通っていることを確認してください。その後、コンセントおよび延長コードに挿さっているすべての電化製品とデバイスを抜いてください。
  2. 測定したいコンセントまたは延長コードのコンセントに、WIRECARE PLUSを差し込んでください。
  3. ボタンを押す必要はありません。自動的に測定が開始され、約10秒後にモニターに測定結果が表示されます。
  4. 再測定ボタンを押すと、再度測定が行われます。

データ表示

  1. 抵抗値 抵抗値が高いほど、電気使用におけるリスクが高まる可能性があります。抵抗値が 0.75Ω 未満 の場合 → 緑ランプ点灯。抵抗値が 0.75〜1.5Ω の場合 → オレンジランプ点灯。抵抗値が 1.5Ω 超 の場合 → 赤ランプ点灯。
  2. 周波数 日本の標準電力周波数は地域によって異なります:
    東日本:50Hz
    西日本:60Hz
  3. 電流損失率(でんりゅうそんしつりつ) 配線内で発生する電流のロス(損失)の割合を計算します。
  4. コンセントの配線チェック コンセントの配線(ライブ線/ニュートラル線/アース線)が正しく接続されているかを検査します

見えない電力ロス、
身近に潜むリスク

配線の老朽化や接続不良によって発生する「電力損失率」は、無駄な電力消費を引き起こし、火災リスクの増加や電気代の上昇につながります。

⚠️ 電力ロスが多いほど、リスクもコストも高くなります コンセントを今すぐチェック

三色ライトシステム

抵抗値の高低に基づき、三色のライトでコンセントの安全レベルを表示します。

各コンセントは安全に使用するために、3~6か月ごとに検査を行う必要があります。

  • 優良抵抗値範囲: 0 ~ 0.75Ω
  • 注意が必要抵抗値範囲: 0.76 ~ 1.5Ω
  • 危険抵抗値範囲: > 1.51Ω
*赤いライトが表示された場合、そのコンセントの使用を直ちに中止し、点検または交換を行ってください。

コンセントが熱くなるのはなぜですか?

コンセントの配線状態

不正な配線は、機器の損傷や感電を引き起こす可能性があります。

  • 開いた火線
    (電源なし)
    機器に電気が流れず、コンセントから電流が供給されません。
  • 正しい配線 コンセントは正常に機能し、電気機器を安全に使用できます。
  • 開いた中性線 電気機器に電力は供給されるものの正常に作動せず、機器の外装部分が帯電する可能性があります。
  • 開いた接地線 安全保護機能が失われ、故障が発生した際に電流を地面に逃がすことができず、感電リスクが高まります。
  • ホット線と中性線の逆接続 機器の電源を切っても帯電状態が続き、感電の危険性が増します。
  • ホット線と接地線の逆接続 非常に危険な状態であり、機器の外装部分が直接通電し、重大な感電事故を引き起こす恐れがあります。

GFCI (Ground Fault Circuit Interrupter)の測定方法

GFCIテスト(漏電遮断器)は、漏電が発生した際に確実に電源を遮断できることを確認するために実施する必要があります。

  1. 測定前の準備:すべての設備をオフにし、設備に損害が生じないようにします。
  2. GFCI測定の準備:GFCIボタンを3秒間長押しすると、モニターにGFCI測定実行確認が表示されます。
  3. 測定の実行:測定ボタンを押すと、GFCI測定が開始されます。GFCIボタンを押すと、GFCI測定がキャンセルされます。
  4. 測定結果の確認:測定開始後、電源が遮断されれば、GFCI機能が正常であることを示します。反応がない場合、その回路にはGFCIが設置されていないか、故障している可能性があります。
*測定は、正しい配線状態(L-N-E)で実行してください。
*公共の場所で測定を行う場合、事前に許可を得てください。
*GFCIが故障している場合は、専門の電気技師に連絡して検査を行ってください。

エラー表示の説明

以下の状況では、製品が正常に動作しません。

⚠️
過熱表示
(overheating)
システムが動作温度が60℃(摂氏)を超えた場合、過熱と表示され、通常の測定動作が停止します。温度が下がるまで、自動で再度測定が実行されます。
⚠️
コンセント電源異常表示
(out of detectable range)
電力会社の供給電圧が100~240V/50~60Hzで安定していないため、コンセントの電圧が90V未満または250Vを超えた場合、または周波数が40Hz未満または70Hzを超えた場合、それぞれ適切なエラー状態を表示し、通常の測定動作を停止します。
⚠️
装置故障表示
(Malfunction)
システムが内部負荷抵抗またはMOSスイッチの故障を自動検出した場合、装置故障と表示され、通常の測定動作が停止します。

製品仕様

カラー: レッド/ブラック
電源コード: 1本
製品サイズ: 幅14.8cm × 奥行7.5cm × 高さ4cm
素材: PC+ABS
製品重量: 本体約280g/電源コード約170g
測定電圧範囲: 100~240V
測定周波数範囲: 50~60Hz
GFCI測定: > 5mA
測定結果の誤差: 10%以下
生産地: 台湾
製造者: 孕龍科技股份有限公司 (Zeroplus Technology Co., Ltd.)

注意事項

  • 本製品は防水ではありませんので、水気、火気、直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に保管してください。
  • 本製品の底部には放熱用の穴があり、若干の温かさは正常な現象です。測定後はコンセントから抜いてください。システムが動作温度60度以上を検知した場合、"overheating" 高温表示が出て、通常の検知動作を停止します。
  • GFCIテストは正しい配線状態でのみ実施可能です。
  • GFCIテストの前に、電源コードの機器の電源を切り、電源の故障による被害を防止してください。公共の場所でテストを行う際は、許可を得てから実施してください。
  • コンセントの配線が間違っている場合は、専門の電気工事士に依頼してください。
  • 配線が不適切な状態ではL-Nの電圧のみ表示され、正しい配線では L-N、N-E、L-Eの電圧が全て表示されます。
  • 同じ電源回路上に消費電力の大きい電気機器があると測定結果に影響が出ます。近くの消費電力の大きい電気機器を取り除くか、一時的に使用を中止してから測定してください。
  • 本製品は電力会社の正弦波交流電用に設計されており、インバーターやUPSの出力する非正弦波交流電源では使用できません。
  • 配電装置PDU(Power Distribution Unit)にはサージ保護や漏電防止などの機能があり、コモンモードやディファレンシャルモードのフィルター回路により、ライン・インピーダンスが高くなります。そのため、本製品はフィルター回路のある回路では使用できません。
  • 感電を避けるため、正しくアースされたコンセントで使用してください。
  • 6歳以上のお子様は保護者の監督のもとで使用してください。
  • 製品を高温や低温の環境から遠ざけ、指定された動作範囲内で使用してください。
  • 製品の清掃には柔らかい布を使用し、液体洗剤は使用しないでください。
  • 湿気の多い環境に長時間さらされると、ディスプレイが損傷する可能性があります。

製品保証 & 免責事項

  • 天災や不可抗力の要因を除き、正常な使用状態で本製品が故障した場合には、ご購入の日から2年以内に限り、無償で修理いたします。修理をご希望の場合は、購入証明書と製品を持参の上、ご購入店舗で無償保証の申請をお願いします。
  • お客様による分解や改造を行った場合、本保証は無効となります。
  • 本製品の測定データは、電源供給状況、環境要因、使用場所などの条件により変動する可能性があります。データは専門の電気工事士による保守点検の参考としてのみ提供されます。専門の電気工事士による最終的な操作および判断に起因するいかなる損失または損害についても、当社は一切の責任を負いかねます。
  • 製品のご使用中に疑問点やご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。専門スタッフが対応いたします。
    カスタマーサービスメールアドレス:livin_rma@brookaccessory.com

Q&A

A:いいえ。WIRECARE Plusは電気の負荷抵抗値を測定することで、コンセントや配線の経年劣化程度を判断します。検電器は回路電圧が加わっているか、いないかを知るための機器です。
A:各コンセントを個別に検査してください。各コンセントは使用状況が異なるため、経年劣化に影響します。1つのコンセントを測定して、すべてのコンセントの状態を判断することはできません。
A:はい。その国の電圧が100-240V / 50-60HZの間であれば測定できますが、マルチ変換プラグも負荷抵抗であるため、マルチ変換プラグの品質や使用状況が測定結果に影響を及ぼす場合があります。
A:電力消費量の多い夏季や冬季、または電力使用量の多い環境では、月に1回以上の点検を行い、使用電力の安全確認をお勧めします。
A:配電ユニットPDU(Power Distribution Unit)には雷・インラッシュまたは限流保護回路などの機能があります。例えば、コモンモードまたはディファレンシャルモードフィルタ回路の場合、それ自体に回路抵抗があるため、検査をすると当該回路抵抗が高め出て、赤いランプが1つ点灯してしまいます。そのため、本製品はフィルタ回路などがある回路の検査に用いることはできません。
A:
WIRECARE Plus(ワイヤケア プラス)は、コンセントおよび配線の安全性を検出するために設計されたスマートデバイスです。その動作原理は以下のとおりです:
電子スイッチ(MOSFET)を用いて電源のオン・オフを制御します。
交流電流(AC)はブリッジ整流器によって、より測定しやすい形に変換されます。
2組の高精度センサー(アナログ-デジタルコンバーター)が、負荷抵抗の両端の電圧を同時に測定します。
システムは以下のデータを自動的に計算します:
  • インピーダンスによる電圧差
  • 負荷電流
  • 直列回路の原理に基づいた回路インピーダンス
測定されたインピーダンスの値に基づき、コンセントおよび配線が安全な範囲内にあるかどうかをシステムが判断します。
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